浜松市にある寺田痛みのクリニック併設、寺田和みのしんきゅう院に勤務しています鍼灸師の内山です。
今回は東洋医学の考え方のベースになる「陰陽」についてお話します。
陰陽とは 日が当たるか、当たらないかということから発生した考え方です。
自然界の全ての現象を解釈するうえで物事は陰陽の両側面に、無限に分ける事ができます。
例えば
陽は 日向、太陽、昼、積極的に動くのも、外交的、上昇的、温熱的、男、背
陰は 日陰、月、夜、静止したもの、内向的、下降的、寒冷的、女、腹
そして陰陽の特徴として
・陰と陽は相反するがお互いに依存する関係。
どちらか片方だけでは成立せず、両方で1つ。
・陰と陽は絶えず増えたり減ったり変化する。極限までいくと正反対の方向に転化する。
という事があります。
この陰陽は人間の体の中でも同じ現象が起こります。
バランスを崩す例として、冬にエアコンで暖房をつけると
顔はのぼせちゃうのに足は冷える
という体験はありませんか?
この現象がまさに陰陽の現象です。暖かい「陽」の空気が上に行くので顔はホカホカ、冷たい空気は床に停滞して足が寒い状態です。
養生法に「頭寒足熱」という言葉がありますが、それは先ほどの例のように陰陽の特徴でバランスを崩しやすいことから派生したのかもしれません。
あなたの陰陽バランスは整っていますか?
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