ペインクリニックについて

神経に直接薬を投与する
「神経ブロック療法」

神経に直接薬を投与し
治療する方法で、麻酔を
かけているだけではありません

「神経ブロック」というと神経を切ってしまったり潰してしまったりするのではないかと
思われる方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
神経ブロック療法とは、神経周囲や神経内に局所麻酔薬やステロイドを投与、
神経の過緊張や炎症を取り除く方法です。

しかしながら神経ブロックは魔法の注射でもありませんので、
一部の例外を除いて、慢性の痛みが一回の注射で止まってしまうということは通常ありません。
ほとんどの場合、神経ブロックを繰り返し行うことで、痛みを徐々に軽減することができます。

神経ブロックには、
大きく3つの種類があります

神経ブロックの詳細な種類

現在日本で行われている
神経ブロックの
ほとんどが施行可能です

一言で神経ブロックと言ってもたくさんの種類があります。寺田痛みのクリニックでは
身体の深い部位や高い精度を要求されるブロック注射も、高性能のレントゲン透視装置を使用し
精密かつ安全に行っており、現在日本で行われている神経ブロックのほとんどが施行可能です。

厳密には神経のブロック注射と異なりますが、必要に応じて関節内への注射や
痛みを生じる局所への注射なども行い、症状に応じて適切な治療法を選択します。

寺田痛みのクリニックで
行っている神経ブロック
  • 三叉神経ブロック
    (眼窩上神経ブロック/滑車上神経ブロック/眼窩下神経ブロック/オトガイ神経ブロック)
  • 星状神経節ブロック
  • 硬膜外ブロック
    (頚部/胸部/腰部)
  • 仙骨硬膜外ブロック
  • 腕神経叢ブロック
  • 神経根ブロック
    (胸部/腰部/薬剤による神経根ブロック/高周波による神経根ブロック)
  • 椎間関節ブロック
    (頚部/胸部/腰部)
  • 脊髄神経後枝内側枝高周波熱凝固
    (頚部/胸部/腰部)
  • 肋間神経ブロック
  • 大腰筋筋溝ブロック
  • 硬膜外洗浄
  • 椎間板内注射
  • 椎間板内加圧術
  • 仙腸関節ブロック
  • 腰部交感神経節ブロック
  • 不対神経叢ブロック
  • 末梢神経ブロック
    (坐骨神経ブロック/後頭神経ブロック/肩甲上神経ブロック/その他)
  • 関節内注射・パンピング
    (肩/股/膝)
  • 関節サーモ
    (股/膝)
  • トリガーポイント注射
  • ボトックス注射
診療料金はこちらから

神経ブロック Q&A

Q.強い薬を使いますか?

A.通常は、歯医者さんなどでも使われている麻酔薬と同じ、安全な薬を使います。

「神経ブロックで使用する薬は強くて危険なのでは?」というイメージを持っている方がいますが、これは間違っています。神経ブロック療法に使用される薬は、主に局所麻酔薬です。局所麻酔薬はペインクリニックで通常用いられる薬で、歯医者さんの治療などに使用される麻酔薬と同じ薬を使います。使った後、時間がたてば自然と麻酔は消えていくので安全です。神経ブロックの種類や症状、年齢や使用する場所などによって、濃度や量を判断選択して使います。 また炎症を抑えるために、少量のステロイドを併用することがあります。

Q.注射は痛くないですか?

A.点滴などに使う注射より何段階も細い針で丁寧に注射するなど、
痛みを最小限に抑える工夫をしています。

痛みを最小限に抑えるため、通常使用する注射針は採血や点滴などに使用する針よりも何段階も細い、25ゲージや27ゲージといった針を使用します。腰痛治療で代表的な硬膜外ブロックでも、採血の針と同じぐらいの太さの針で行います。患者様によってあまり刺激を感じず、「あれ?もう終わりですか?」という反応の方もいます。

Q.危険はありませんか?

A.危険はあります。だからこそ高い医療技術と安全性、豊富な経験が求められます。

神経ブロック療法は、神経や脊髄などの身体の奥深くに針を進めるため、場所や状況によっては大変な危険が伴います。そのため高性能レントゲン透過装置を設置し、深いブロック注射や高い精度を要求される注射も、レントゲン透視下に精密かつ安全に行います。

また神経ブロックや他の治療後は、フルモニタリングで監視しながら十分な安静時間を確保することによってさらに安全性を高めています。

当院の院長寺田は、日本ペインクリニック学会認定医として、聖隷浜松病院ペインクリニック科主任医長として数多くの臨床経験を積んできました。患者様の痛みと真剣に向き合い、快適な暮らしができるようサポートします。

高性能レントゲン透過装置高性能レントゲン透過装置
安静時はフルモニタリングで安全性を高めています安静時はフルモニタリングで
安全性を高めています
診療料金はこちらから
ペインクリニックTOPへ
PAGE TOPPAGE TOP