9月21〜22日,当院のスタッフが第24回日本ペインリハビリテーション学会に参加しました.
台風の影響が心配されましたが,無事に開催されました.
当院からは3名(金原,佐久間,河合)の理学療法士が参加しました.
金原(非常勤)は,「慢性疼痛のリハビリテーション多面的評価」という内容で教育講演を行いました.
痛みは,身体機能だけでなく心理的ストレスや,社会的環境が関与しています.
不安やうつの症状,生活状況や家庭環境,人間関係などの包括的な評価が必要になることを聴講者に講演しました.
痛みのある方に対しての多面的評価が,問題解決の糸口になることを説明しました.
河合は,メイン会場で口述発表を行いました.
今回は,初めての学会発表でした.
前日まで準備を行い,当日も緊張しつつ頑張っておりました.
「運動療法を行う際の感情の重要性」というタイトルで,発表しました.
運動を行うときは「楽しく」行わないと,運動による鎮痛効果がなくなるばかりか,逆に痛みが悪化してしまうのではないかと提言した内容でした.
聴講者からの評価も良く,満足の結果となりました.
佐久間は,ポスター発表をしました.
痛みの強さの違いから患者さんの特徴を把握して,
プログラムを立案する重要性についての報告でした.
多くの先生方にご意見を頂き,有意義なディスカッションを行いました.
痛みのリハビリテーションは,まだまだ新しい分野であり,
多くのことを明らかにしていく必要があります.
今回の学会発表にあたり,ご協力いただいた患者様,
ご指導いただいた先生方に改めて厚く御礼申し上げます.
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