JAPAN PAIN WEEK　学会報告

2025/12/4-6に東京ビックサイトにてJAPAN PAIN WEEK学会が開催されました．当院からはPT白木が参加し，発表してきました．

本学会は今年から日本疼痛学会，日本運動器疼痛学会，日本ペインリハビリテーション学会，日本口腔顔面痛学会の4学会が共同となり，開催されました．

PT白木は，「腰部脊柱管狭窄症術後患者に対するベルト電極式骨格筋電気刺激法（B-SES）は痛みの認知・情動を変化させ中枢性感作が改善する-症例報告-」という演題名で発表してきました．

ベルト電極式骨格筋電気刺激法（B-SES）とは，ベルトを腰，太もも，膝下（すね，ふくらはぎ）に巻き，寝た状態で電気を流し，筋肉を収縮させることで運動ができる機器です．

今回，腰部脊柱管狭窄症術後患者さんに対して，B-SESを１カ月行った結果，足の筋力や片足立ち能力が向上するといった，身体機能の向上が見られました．

また，痛みに対する不安が減り，痛みがあっても動けるといった自信が向上し，痛みの過敏性が軽減しました．

痛みを感じている期間が長期化すると，「このまま痛みが消えないのではないか」という不安や弱い刺激でも過剰に痛いと感じてしまう痛みの過敏性が強くなることが報告されています．

１症例ではありますが，このような状態に対しB-SESによる運動が効果的である可能性が考えられました．

今回の結果を踏まえて，B-SESについてより深く学び，皆様に還元できるよう，研鑽を積んでいきたいと思います．

下の写真は“代官山CarneSio”というお店の料理です．

とても柔らかく，美味しいお肉でした．

平日にも関わらず満席で，とても賑わっていました．

東京へ行かれた際はぜひ行ってみてください！！