2024年6月8日-6月9日に長崎大学にて
第28回日本ペインリハビリテーション学術大会が開催されました。
当院からは、理学療法士の河合、白木、金原が参加しました。
金原は、メイン会場にて座長を務められました。河合は修士論文の一部を発表し、白木は症例報告をしました。
大きな会場でセッションの進行を務めた金原先生はとてもかっこよかったですね。
河合は「ペインクリニックにおける痛みの自己効力感は痛みの感覚よりも認知、情動が強く影響する」というテーマで発表してきました。
発表内容は、慢性的に痛みがある患者様の運動に対する恐怖感や痛みに対するあきらめ、気分の落ち込みが痛みの自己効力感に影響したことを報告しました。
痛みの自己効力感とは、痛みがあっても〇〇(例.運動、家事、仕事)ができるという自信のことを指します。
今回の結果から、我々治療者は、患者様に対して安心感を与えられるような治療を実践する必要があると考えられました。
九州大学の先生や順天堂大学の先生と運動の継続する上で、痛みの自己効力感を高める必要性について、ディスカッションさせていただき、非常に充実した学会でした。
白木は,「退院後1年間運動を実施していたにもかかわらず,術後痛が増悪した症例の治療経験」というテーマで発表しました.
本発表では,現病歴,既往歴,身体評価から痛みの原因を推測し,理学療法にて痛みが軽減した症例を報告しました.
手術後の痛みは傷の急性炎症ですが,長期間痛みが継続すると,炎症の痛みに加え,神経性の痛みや痛みに対しネガティブになってしまうなど様々な要因が影響し,複雑化していきます.また,日によって変化するものもあり,原因を明らかにすることは難しいです.
私たちは,様々な視点から「痛み」を評価しています.
今後も「痛み」について知識を深めていきたいと思います.
長崎では,
路面電車を使って稲佐山や中華街へ行きました.ちゃんぽん,皿うどん,はとし等々,長崎名物を堪能できました.
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