こんにちは寺田和みのしんきゅう院です。
今回は鍼の響き(ひびき)についてお話しします。
響きには2種類あって患者さんが感じるものと施術している鍼灸師が感じるものがあります。
①鍼を刺したところや、離れたところで「ズーン」とか「ジーン」と重いようなだるいような感覚で患者さんが自覚するもので、刺すべきところに深さ、手技が丁度よくできれば心地よく響くことが多いです。
②鍼を刺したときに施術者が指先に感じるもので弱い静電気に触れたような感覚です。昔のブラウン管のテレビ画面のピリッとした感じに少し似ています。(私はこの様に感じています。)
①の響きはあっても無くてもどちらでも良いです。響いた方が効果が高い場合もあります。
②の響きは施術者が主に指先で感じています。響き方によって鍼の速度、深さ、抜くタイミングを調節し刺激をコントロールしています。東洋医学的に言えば補法、瀉法の調節です。
①と②の響きが同時に起きれば気持ちの良い効果の高い鍼となります。
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